一枚足りない三つ葉のクローバー。ありふれているけど、足りないかもしれないけど、本当は、それは幸せなことなのかもしれない。ここは三つ葉の国。満ち足りた答えのない、やさしい国。
〔Aメロ〕
茜射す街の 誰もいない空き地
座りこむ横で クローバーが揺れる
〔Aメロ`〕
母さんと今日も バカなことでケンカ
父さんと今日も 嘘だらけの会話
〔Bメロ〕
「ついてない」って言ってみた
何もかも染まってく
影に埋もれて見えないよ
『幸せのクローバー』
〔サビ〕
一枚たりない三つ葉のクローバー
僕の周りに溢れてるけど
たった一枚が足りない それだけで
日常に溶ける枯れ葉になるよ
〔Aメロ〕
学校のプール 楽しかったあの日
ほしかったカード 売り切れてたあの日
〔Aメロ`〕
夕食の後に メロンが出た記憶
友だちに「嫌」と 言えなかった記憶
〔Bメロ〕
みんなおんなじ花だけど
たくさんはない四つ葉
だけどおんなじ花なんだ
幸せも同じかな?
〔サビ〕
一枚たりない三つ葉のクローバー
あと一枚で『幸せ』になる
足りていないのはほんとは何だろう
どこを探せばあるんだろうな
〔Bメロ〕
夕日沈んで夜になる
どこからか声がする
僕の名前を繰り返す
母さんが呼んでいた
〔サビ〕
一枚たりない三つ葉のクローバー
「四つ葉がない」と涙が落ちた
うつむいた僕を優しく撫でる手は
たりないぶんの一枚満たす
〔Aメロ〕
また今日もケンカ どうでもいいことで
それなのになぜか 僕は不幸じゃない
そんな気がした
6 Comments
2011/07/20
サビの
>日常に溶ける枯れ葉に~
これがすっごく印象的で、私には考え付かなかった表し方だと思いました。
四葉に焦点をあてるだけではない、というのが全体を単純なクローバーのありふれた話でおわらせていない重要な箇所になっているように思います。
音とか、~を踏むとか未だよくわかってない私…の、ただの感想でごめんなさいね;
とても勉強になりました!!ありがと★ミ
2011/07/20
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「四つ葉」じゃなくて「一枚たりない三つ葉」っていうところが、凄いなあ、と思います。
僕も夢芽さんと同じくサビが特にいいと思います。
…同い年ですね。
僕なんかより、全然良質(初めてですか!?)です。日本って、広いんですね…
知ってると思いますが、四つ葉は、水辺の近くの日陰にあり、人が踏みつけそうな場所にありますよ~
2011/07/21
初めまして、こんばんは。コメントありがとうございます。
サビの「日常に溶ける枯れ葉に~」の箇所は、「日常=土壌」というイメージで
「多くの人の心に残らず、忘れられてしまう出来事(三つ葉)」を
表したくて書きました。
いえいえ、感じ想われたことを言ってくださっただけで、とても嬉しかったです。
こちらこそ、ありがとうございました!
2011/07/21
初めまして、煌々です。
サビ、良かったですか?ありがとうございます嬉しいです!
幸せをクローバーでたとえるなら、四つ葉ではなく三つ葉だろうなぁと
考えたあのときの私にGJと言いたいです(笑)
そうですね、私が知っているだけでも、私くらいの歳で作詞で活動なさっている
方はかなりいらっしゃいます。皆さん本当に、川で洗い立ての野菜のように
瑞々しい詞を書かれていて、圧倒されてしまいます。
ちなみに、この詞は以前別のサイトで公開したものなので、1作目ではないです。
私の1作目はかなり・・・かなり・・・はい。
>>知ってると思いますが~
初めて知りました!
2011/07/23
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「うつむいた僕を優しく撫でる手は/たりないぶんの一枚満たす」も良いと思いました。
2011/07/31
お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
コメントありがとうございました。嬉しかったです。
この曲の主人公は、小学生くらいの男の子をイメージしていたので、
エピソードも、その男の子が思っていそうなこと・・・と、
考え抜いたものでした。なので、そういってくださって、ホッとしました。
ちなみに、「たりないぶんの~」で、男の子は何を満たされたのか、
そして何によって満たされたのか、それは聴き手に直感的にそれぞれ
感じてもらえたら嬉しいなぁと思っております。