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[A]
五月雨の朝 窓際に
しとどな君の寝息が きこえてくる
遠い未来の憂鬱が
やさしさでごまかされてるよ
[B]
暗く沈んだシンクの食器は 昨日のままで
食卓の笑った残像が こびりついてる
[S]
いつか別れる 予感のけだるさに
風鈴のような微笑みも わざとらしい響きさ
[A]
誰にも愛されたくない
猫の潰れた声が 朗らかで
コンクリートの空を 見上げれば
ぼくはどこまでも孤りだった
[B]
ふと カーテンのレースゆらす 君に気付けば
肌のぬくもりに 顔うずめて 酔心地
[S]
ねえ 君は君かい? 遠い空の向こうでも
百合の薫りが思い出に 持ち越せたらいいのに
[A]
永久のような腕のなか
意味なんかないのさ 朝の雨音
都会のはてのこの部屋は
確かにここにしかないのさ
[B]
時は 刻一刻 二人をさみしくしていくけれど
時の止まった朝は ひっそり 息づくよ
[S]
いつか別れる 予感のやさしさと
さあ もう一眠り 五月雨は昼には止むだろう
五月雨の朝 窓際に
しとどな君の寝息が きこえてくる
遠い未来の憂鬱が
やさしさでごまかされてるよ
[B]
暗く沈んだシンクの食器は 昨日のままで
食卓の笑った残像が こびりついてる
[S]
いつか別れる 予感のけだるさに
風鈴のような微笑みも わざとらしい響きさ
[A]
誰にも愛されたくない
猫の潰れた声が 朗らかで
コンクリートの空を 見上げれば
ぼくはどこまでも孤りだった
[B]
ふと カーテンのレースゆらす 君に気付けば
肌のぬくもりに 顔うずめて 酔心地
[S]
ねえ 君は君かい? 遠い空の向こうでも
百合の薫りが思い出に 持ち越せたらいいのに
[A]
永久のような腕のなか
意味なんかないのさ 朝の雨音
都会のはてのこの部屋は
確かにここにしかないのさ
[B]
時は 刻一刻 二人をさみしくしていくけれど
時の止まった朝は ひっそり 息づくよ
[S]
いつか別れる 予感のやさしさと
さあ もう一眠り 五月雨は昼には止むだろう
2 Comments
2011/07/03
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一番Bメロが良いと思いました。洗ってない昨夜の食器は確かに前日の談笑の残骸みたいだなと思いました。朝っぱらから眺めるにはちょと憂鬱な代物だと思いました。
二番サビの「百合の薫りが思い出に 持ち越せたらいいのに」を読んでいたら、あぁ、この語り手はとどめておくことのできない色々なものに愛おしさとはかなさを感じているのかなと思いました。
2011/07/05
コメントありがとうございます!
>「しとどな君の寝息」というのが、
>どんな感じの寝息かよくわかりませんでした
これは、なんというか、「君」の寝息そのものがしとどということじゃなくて、
朝起きると、雨の音に混じって寝息がきこえてくるから
寝息が雨音に影響されて、濡れたもののように聞こえてくる、
ということを言いたかったのですが、
いずれにしても、ちょっとわかりにくかったですね。
朝の雨の憂鬱さと寝息のやさしさを伝えたかったのですが。
>一番Bメロが
僕もそこは気に入っているところなので
分かっていただいて嬉しいです。
実際朝の洗ってない食器をみるのは憂鬱ですよw
でもその憂鬱は、昨日の談笑故の憂鬱だから、見ようによっては
はかなくも見えてくるんです。
>二番サビを読んでいたら、あぁ、この語り手は
>とどめておくことのできない色々なものに
>愛おしさとはかなさを感じているのかな
そこまで読み取ってくださってなによりです。
とても綺麗にまとめていただいてうれしく思います。
それこそ、僕がこの詞で一番伝えたかったことですから。