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2010年1月29日 海を飛ぶように泳ぐペンギンの詞です
harumonote 投稿 - 2011/05/05 更新 - 2022/07/09 1 Comments 473 Views
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凍てつく南の果てに 全ての色を支配した モノクロの地味なヤツ
くちばし 羽を持つものが鳥とは呼べない ヤツラは氷の上で飛べずにいる

青を行き来して 跳ねるだけの毎日
今日も海を飛ぶ

大きなくちばしじゃ 重くてうまく進めやしない
弾丸のように突き進む これがベスト
細長い足じゃ こうして飛ぶには邪魔なんだ
ささいな助走さえつければ十分
強がったって 空を望む まだ幼いヒナ

誰にだって 苦手なことがある だけど追いかけたいものがある
懲りずに今日も 海を飛ぶ

大きな翼じゃ 吹かれる風が多すぎる
せめて流れに身を任せて
着飾るだけの羽じゃ 背負うものが多すぎる
過去を捨て去り 行き着いた形
そんな今も 望むほど 小さくなって

オーロラの紫黄 朝日の白
大海原の青緑 夜空の黒
ぼくの中で巡ってた 景色をいつか見れたら
今日からは空を泳いで

大きなくちばしで叫んでみたくて
遠くまで いち早く届けたくて
足伸ばして 空の広さを感じたくて
思い切り駆け出した
大きな翼で 風に乗っかって 自由な心で 君のもとへ
虹色の羽で 輝きたくて
この空を彩りたくて
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1 Comments

27j00627j006
2016/01/20
こんばんは。

1月って検索したら出てきたので、
いいタイトルだなって思って覗かせてもらいました。

「海を飛ぶ」って表現が好きです。
海の中を飛ぶのはペンギンしかできないですよね。
他にいたらすいません

トビウオとかですか?笑

飛べない鳥を、羽ばたけない人間と重ねて読むことができました。
もちろんこの詞の主役はペンギンなんでしょうけどね。

全ての色を支配っていうのは、
白から黒までってことなのかなって思いました。

「虹色の羽」
水の中から飛び上がった時に濡れた羽に映る
「あれ」かなって思いました。
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