新規登録 ログイン
なし
sabrina_no_hana 投稿 - 4日と10時間前 更新 - 4日と10時間前 0 Comments 17 Views
good投票
まだこの作品をgoodと言った人はいません
春の路肩で 奇蹟が死んでた
見えないから 人も車も
通り過ぎる
何も無いかのように 通り過ぎる
致仕方がない

春の路地裏で 喜劇の死体があった
罪をしょった 人に季節に
リンチされた
当たり前かのように 集団リンチされた
致仕方がない

溜め息で途切れる思考
咳払いに舌打ちで返す
致仕方がない

死と詩と それはまるで雨のように降ってくる
死と詩と それはまるで雨のように落ち着いてる

桜の木の下 ホームレスの老爺は
浪漫を弾き語りたくとも
詰められた指を見つめ
悔恨するのみ
することしかできない
背にくしゃくしゃの天女が
泣いている
濡れた喉が 鳴いている

死と詩と それはまるで雨のように穏やかで
死と詩と それはまるで雨のように妙にうつうつとしてる
死と詩と しかしそれは雨のように音は無い
音は、無い。
タグ : [ 編集 ]

0 Comments

Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録