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mizumizu 投稿 - 2週間と2日前 更新 - 2週間と2日前 0 Comments 0 Views
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最初の第一節から、好きだった
差し込む光ばかり美しくて

窓辺に手向けた花々の、その柄から
解き放たれていく感覚


君が春を告げたときから
どうにも心が痛いんだ
糸目を縫うような繊細さで
切なさが貫いた

落ちていくものばかりに目がいって
拾い上げることも忘れて
哲学の端くればかりを
知った気になったような



最後の夜はどうにも、素直じゃなくて
カテーテルの管ばかり目立つ

窓辺はどうにも殺風景、いつしか
整理されていく 綺麗さっぱり


置き土産のような
呼吸が白んで
言葉と想いが反比例していく

やがて枯れると知るから
美しい
そう言う人がいる


君が春を告げたときから
どうにも心が痛いんだ
糸目を縫うような繊細さで
慈しみが溢れた

落ちていくものばかりに目がいくのは
その行く末を知りたいから
いつか巡り会えるよう
自らを重ねるより他なく



最初の第一節から、好きでした
まだ幼い枝葉のようなもの

きっといつしかその切先に
君のような光を

そんな光を





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