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あなたが笑うならそれでもいい
nekoneko 投稿 - 9時間と18分前 更新 - 9時間と16分前 0 Comments 0 Views
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冬の夜は凍えそうだと あなたは嫌った
私の事はと声は出せず聞いたけど
答えが返る筈もなく 
心の内に消えていった

冬の日々は退屈なんだと あなたが嘆いた
私を見てと動き出せず叫んだけど
それは聞こえる事はなく 
暗い闇に散っていった

指を伸ばしたいのに その背中が
冷たさに怯むように 私を拒む

ただ 待っている 雪の下で春が来るのを
そしたらもうお別れなのだけど
春が来れば あなたは喜び思い出すかしら
なら待っている 雪の下で春の迎えを


冬の空は息苦しいと あなたは疎んだ
私の全てで何かできることならば
あなたのために芽を伸ばし 
苦しみ包み癒したいの

花を届けたいけど 分厚い雪が
温かさを拒むように 私を留める

ただ 待っている 雪の下で春のぬくもり
触れたらもう爛れてしまうけど
春が来れば あなたが笑顔を取り戻すのなら
なら待っている 雪の下でその日待ってる


抱えきれない想いが
凍る土を染めていく
あなたの足跡に寄り添う形で
咲けるのならそれでいい


ただ 待っている 雪の下で春が来る時
その日が最後と知っていてもいいの
春が来れば あなたに幸せ訪れるのなら
なら待っている 雪の下で命燃やして

春の日差しに焼かれて 燃え尽きてもいいから
最後の花弁が散るまで優しい声を聴かせて
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