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ネオン街の片隅のアパートのなか
日が暮れる頃 母は濃いピンクの口紅を塗り
僕の知らない 別の女へと変身する
艶めいたつくり笑顔で 男性を魅了し
金を引き出すためのものなのか
僕はその金で生きている いや生かされている
僕の日課である、母のドレスの背中のファスナーを上げたあと
母は振り向きもせず去って行く
後ろ髪ひかれる母の背中が
そのまま僕のじんましんとなる
すがりつくようなネオンの光が
母と僕の淋しさをかすかに包むよう
日が暮れる頃 母は濃いピンクの口紅を塗り
僕の知らない 別の女へと変身する
艶めいたつくり笑顔で 男性を魅了し
金を引き出すためのものなのか
僕はその金で生きている いや生かされている
僕の日課である、母のドレスの背中のファスナーを上げたあと
母は振り向きもせず去って行く
後ろ髪ひかれる母の背中が
そのまま僕のじんましんとなる
すがりつくようなネオンの光が
母と僕の淋しさをかすかに包むよう
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