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実話をもとにかいてみました。
kayuma 投稿 - 2週間と5日前 更新 - 2週間と5日前 0 Comments 13 Views
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 ネオン街の片隅のアパートのなか
 日が暮れる頃 母は濃いピンクの口紅を塗り
 僕の知らない 別の女へと変身する
 艶めいたつくり笑顔で 男性を魅了し
 金を引き出すためのものなのか
 僕はその金で生きている いや生かされている

 僕の日課である、母のドレスの背中のファスナーを上げたあと
 母は振り向きもせず去って行く
 後ろ髪ひかれる母の背中が
 そのまま僕のじんましんとなる
 すがりつくようなネオンの光が
 母と僕の淋しさをかすかに包むよう
  
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