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桜の花が 人知れず咲いた
目下の花筵 避けるように歩いた
それは恋みたいに 臆病と期待を
連れてきては 季節みたいに過ぎ去った
ルルル
きみは春の 声を聴いていたんだろう
横顔に見惚れて もう八月末
カレンダー通りの 日々を過ごしたって
きみにはなれない まるで春のようで
小さな蕾が 芽吹く前の
ほんの少しの間 忘れていいですか
また想い出しては 好きと嫌いを繰り返し
きみの大切さを知る 馬鹿みたいでしょう
きみは春のように儚く消えていった
横顔はいつでも 思い出せるけど
カレンダー通りの 季節になっても
きみは忘れないよ 一生の宝物
ずいぶん遠くまで来てしまったようだ
小さな鞄を携えながら
どこまでだって行こう きみが助手席で
迷ったっていいさ そう遠くへ
ルルル
きみは僕の春
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