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鼻が詰まったときのように
声が枯れたときのように
どこか自分じゃないみたい
そんな夜に
少し熱っぽく
きみを思い出す
引き始めの風邪のような予感
この恋はいつまで心を侵すだろう
刺すような痛みさえも
懐かしい
この熱はどこまで燃え上がるだろう
風邪気味でしかない
私の恋は
ぐずついた天気が続くように
通り雨が止まないように
夏の匂いがしたんだ
いつもの帰り道
時に激しく
胸を焦がす期待
拗らせ気味の"病"みたいに
移ろう
この熱はいつまで心を灯すだろう
たまに出る
くしゃみさえもかけがえのない
いつのまにか
平熱になって
素知らぬ顔の身体
少し熱っぽく
時に激しく
自分じゃなかったような
あの恋
憧れていたんだな
予感だけの微熱が
今でもまだ燻り続けて
この熱はどこまで燃え上がるだろうか
風邪気味のまま
私の恋は
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