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君の揺らぎが
しとど街を濡らして
ファインダー越しに
瞼を打った
君の瞬きが
記憶に栞を挟んでいく
振り返る度ごとに
とめどなく
この催花雨、払う
なんだか切なくなってしまう
切符を切るように
もう、会えない機会なら
肌寒さが過ぎ
長袖を羽織る季節
それは君次第
僕はまだ"はなせない"
ことばかり
誰の目を通したって
美しさは変わらず美しい
誰かから借りた言葉では
表せない始まり
君の揺らぎが、いつか
ファインダー凝らす
瞼をはらす
この催花雨、纏う
君じゃなきゃとか
野暮な言葉
浮かんでは散らす
人間みたいなそぶりで
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