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愛がどうだこうだと
流行りの歌がいう
お決まりの言葉(フレーズ)で
街中を彩る
いわゆるラヴソング
の類いだと諭す
認知と羞恥の間で
心ばかりが育つ
それは例えば
一夏の恋のような
ありふれた冬の讃美歌のような
煩い
あゝ
あなたがそこにいれば
こんな野暮な言葉もいらない
意図せず不恰好な
下手くそなラヴソングで
語り掛けるような言葉
誰かがわかってくれると
慮った故の選択だ
恋はそうではないのに
それは消極的な撤退
私は私
ありふれた言葉では言い表せない
尊い
あゝ
あなたがここにいなくても
回ってしまう世界なのに
それは夏のように
冬のように
強かに、息づく歌
愛がどうだこうだと
流行りの歌がいう
街が口遊むなら
僕も結局そう
あゝ
いわゆる流行の延長で
あなたの事じゃないけど
それでも息を止め
吐く
思い至るようなラヴの類で
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