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鐘氷る風の如
古草鞋引き摺って
徒花も落ちた世に
好き勝手流離って
どうぞお恵み頼みます
真っ赤な生き酒
伽藍とする宵
鯉口切らすは
獣か魔物か
人よりゃいくらか可哀い
月影映した
無銘の刀は
今にも塗れる
血汐を呑みたく候
この手いくつの
命奪って悦に入る
死の薫る非道には
念仏と鴇渡る
乱世無情に御座います
まっぴら御免
我欲の蔓延る
衆生の寄る辺は
仏か女夜叉か
血が出りゃなんでも同じ
燈火照らした
無銘の刀は
なんでもかんでも
飽くまで斬りつけ申さん
誰ぞ泣いてる
鬼はそこかとにた嗤う
伽藍とする宵
鯉口切るのは
己か刀か
人にゃあいくらか足らない
月影血染めた
無銘の刀は
今宵もへし斬る
素っ首劈き候
この手いつまで
命永らえ悦に入る
古草鞋引き摺って
徒花も落ちた世に
好き勝手流離って
どうぞお恵み頼みます
真っ赤な生き酒
伽藍とする宵
鯉口切らすは
獣か魔物か
人よりゃいくらか可哀い
月影映した
無銘の刀は
今にも塗れる
血汐を呑みたく候
この手いくつの
命奪って悦に入る
死の薫る非道には
念仏と鴇渡る
乱世無情に御座います
まっぴら御免
我欲の蔓延る
衆生の寄る辺は
仏か女夜叉か
血が出りゃなんでも同じ
燈火照らした
無銘の刀は
なんでもかんでも
飽くまで斬りつけ申さん
誰ぞ泣いてる
鬼はそこかとにた嗤う
伽藍とする宵
鯉口切るのは
己か刀か
人にゃあいくらか足らない
月影血染めた
無銘の刀は
今宵もへし斬る
素っ首劈き候
この手いつまで
命永らえ悦に入る
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