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昇り行く太陽に背を向け
冷やかな風は薫る
もしもこの身に羽が生えていたなら
青黒い空の星を 目指して飛ぶよ
心臓に諸刃が突き刺さって
視界は未だに不明瞭
弱々しく鞭を振るい続けるのが
無様なことだと 気付いてはいたけど
誰の想いも言葉も もう届かない
伸ばされた手は いつまでも振り払う
夢は叶えるものなんだよ
だから止めたりしないでよ 全く…
獲物を捕えるその目の先が
未知なる世界の境地
一人も足を踏み入れない場所ならば
紺青の海へと 頭から突っ込もう
脳裏によぎるのは真っ暗い闇
瞬きの間から覗く
そこに全身飲み込まれたら最後
順々に僕を みんなが忘れていくんだ
誰の想いも言葉も よくわからない
伸ばされた手は あと僅かに触れられず
夢を叶えに行ったんだよ
だから記憶の中にさえいれば いいんだよ…
誰の想いも言葉も 聞こえてはいるけど
薄れるその手には 何も返せぬまま
夢を叶えるためなんだよ
僕は鳥になって空高く その向こうへ…
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