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初投稿です
Shigure 投稿 - 2023/07/05 更新 - 2023/07/05 0 Comments 80 Views
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扉を開ければ 目新しい空気感
賑やかな毎日を過ごしていた
きっと相手が誰でも どれだけの友でも
同じ道を歩めただろう

恋とか愛とか 「そういうもの」に
斜に構えて生きてきた僕が
はじめての感情を覚えたときには
桜の便りが届き始めた

別れを告げるくらいなら
言ってしまうべきか
何も心に決められずに 日が何度か沈んだ
残した時間もないのに
与えられた余裕もないのに
言葉に出すことさえ怖がった末の未来
幸せだったはずのこの部屋に
もうきみはいない


あいつは首席で 偉い学者になったりして
僕もまぁそこそこの仕事こなしてる
今頃きみは自由を謳歌してるかい?
それとも何かに追われてるかい?

メトロポリスの喧騒が襲い掛かる
甘い記憶をぼかそうと飛んでくる
もし疲れて身体を投げ出したいなら
愚痴でもいいから語り明かそう

またとない出会いを喜び
笑顔を見せ合える
悲しみ悔しさ 消し飛ばして朝が来るんだ
ほんのわずかなのに
一瞬の1ページのはずなのに
侘しさを灰にして掴み取った これが未来
こすけて古びた心のアルバムに
もうきみはいない


別れを告げるくらいなら
言ってしまうべきか
何も心に決められずに 日が何度か沈んだ
後悔しても遅いけど
あれで良かったと思えるようになれば
一方的な未練を断って 新しい未来
僕の理想の その中にはきっと
もうきみはいない
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