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病床に臥した 明日の僕に吐き捨てる
お前のこれまでに意味はあったのかと
真っ青な春の陰気に誰もが口を抑えて
アイコンタクト 淀む空気が疎ましい
自問自答 してるだけの時間に
あいつは思い出のピースを当てはめていく
遮二無二 心に伝わったものは
監視線のナイフ レッテルのマスク
聳え立つ
将来性のないプライド
誰も望んでないと知っていた
それから自分を失った
伝えたいことが確かに胸にあったはずなのに
自分自身をずっと謗っていた
僕がこの麻酔針で 眠るまで待ってよ
下がる体温に快楽を覚えながら
堕ちていく
病床に臥した 明日の僕に吐き捨てる
お前のこれまでに意味はあったのかと
すれ違いざまの舌打ちに思わず呼吸を止めて
皴一つない脳に 幸を吐き下した
二、三行で終わった人生のあらすじ 十数年のヒストリー
ピエロのように 踊り踊ったセットが傾いて
思い返してみれば幸福や希望は最小限のメモリー
月面のような肘裏に 存在を再び差し込んで
高支出のドラッグ 道徳のグラス
よろしく
マイ・ネーム・イズ・サイテー、無頼
誰も望んでないと知っていた
ただただ眠りたかった
救いようのないこんな人生をリタイアさせてほしかった
自分自身をずっと謗っていた
僕は今麻酔針で 感覚を殺すのさ
鈍る血流に快楽を覚えながら
僕は今麻酔針で この僕を殺すのさ
止まる心臓に安堵を湛えながら
堕ちていく
そこに触れたら そのまま目を閉じて
息を止める
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