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次第に強くなる湿った風は 台風の分子を無数にはらませている
Wonder_one_star 投稿 - 2023/06/24 更新 - 2023/06/24 0 Comments 464 Views
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やけに綺麗だった夕焼けが 燃え尽きるのを見届けた 砂浜
あとで行くよと 手をふつた あいつが来た頃にはもう暗闇だ

兄貴から くすねて来たと取り出す 希望という名の煙草に火をつけて
時間を 不安を  夢を灰に変えた

無情な毎日よ 流されると
平凡すぎる自分自身に 待ち受けるのは 知れた未来
どうしようもないと 負の連鎖で
成り立つ この日常を疑いもなく受け入れてる

僕は言い訳を並べて 純粋な人の思い さかなでて 
僕は言い訳を並べて 隠した本音さえも分からなくなっていた
 

次第に強くなる湿った風は 台風の分子を無数にはらませている

整髪料と汗のにおい 煩わしく思えた近さでさえ 
何も見えないほどの深い闇では 都合よく安堵に代わる

複雑な境遇を 身の上を
語るアイツの非凡な才に 気づいてしまった あの日から
勝手な憤りと 憧れと 嫉妬が 入り混じったまま ひとり 敗北を覚えたんだ

君が欲しかっただろう 称賛や慰めは ずっと わかっていた
君が欲しかっただろう 称賛や慰めは 気づかぬふりして黙ってた


米軍基地も静けさを取り戻す 自然の威力の支配下で
明日 つかの間 この空は 誰のものでもなくなる


無情な毎日よ 流されると
平凡すぎる自分自身に 待ち受けるのは 知れた未来
どうにかしないと 負の連鎖を
断ち切るすべを探し 気づく あの夏はまだ続いてる

あいつは見透かしたように言った お前になんか きっと わからないと
僕は言い訳を並べて 隠した本音さえも分からなくなっていた

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