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初期衝動を持て余す人の話 2023.06.04 ■この歌詞はうたまっぷとpiaproにも投稿しています。■無断転載・法に基づかない引用禁止
alekseevich_1 投稿 - 2023/06/04 更新 - 2023/06/05 1 Comments 191 Views
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narumikyouji
僕を撃ち抜いたのは とても綺麗な弾だった
生まれ変わったみたいに 気持ち晴れ晴れ
同じこと僕にもできるかな?
手に取ったのは錆びた鉄砲

凡夫が転生しても凡夫だ
つまらん身体に囚われたまま
穴開き頭じゃ思考も散り散り
流れる血さえ透明だ

歌いたいことがなんにもないな
空の弾丸 宙へと霧散
この衝動はどこへゆく
どこにも行けない半死人



僕の心奪ったのは それは綺麗な篝火でした
死んでもいいってくらい 見惚れ惚れ惚れ
同じ光僕に灯せるかな?
手にあったのはガス欠ライター

灰色の風景 飽き飽きなんだ
顔には二つま暗な空洞
焼かれた瞳が瞬きぴりぴり
見えてるものも見えなくなった

描きたいことがなんにもないな
記憶色褪せ 輝き消え失せ
それでも光は消えなくて
誘蛾灯の下半死人



歌えないな 描けないな
祈る主体が不感症でさ
まるでぜんぶ嘘っぱちだ
確かにあったはずなのに
確かにもらったはずなのに

まぁできないっつったってさ
やっちゃいけないことはないな
美しいものがどこかにあると
それだけ言えりゃいいはずだ



伝えたいことがあるはずなんだ
出来上がったのは 歪ガラクタ
けれど証左 これぞ証明
何か感じた僕がいたと 血の通った僕がいたと
確かに生きてた半死人

たぶん届きやしないだろう
それでもかいてる 歌ってる
いつかその血に色がつくまで
生きたいと願う半死人
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1 Comments

narumikyoujinarumikyouji
2023/06/05
はじめまして。
初期衝動の赴くまま生きて行きたいけど、なかなかそうも行きませんからね。
その中でもがくような、やきもきした感情が伝わってくるようでした。
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