遠ざかっていった 望みに満ちる毎日
一秒の偶然から 何かも色褪せた
度々蘇る喚声 治せどへばりつく痛み
くすんだ目を開いたその時に
神様なんていないと思った
この世に絶対なんてものが
そんなものが ないことくらいは
嫌と言うほど分かっていても
ほんの少しの確率へと手を伸ばす
あなたの代わりなど 誰一人もいないから
僕はこの道を進む
どんなに重い枷に足を引っ張られても
諦められない 心に決めたから
歪みにまみれた 余計な念ばかりの夜
矛盾に強く縛り付けられて
胸がざわめきを止めない
引き金を引くチャンスだったら
無数に転がっていたはずだ
ただ一つだけ 足りなかったものは
天秤を傾けられるだけの錘
これ以上 堕ちることのない場所まで
僕は辿り着いてしまった
逃げて惑って嵐の中に飲まれて
結局はヒトの身 無力なものか
胸は張れないし決して誇れもしない
自分勝手に刃を振り回す
過ちの始まりをいくら探そうとも
何も見つからない もういっそ
あなたの代わりなど 誰一人もいないから
僕はこの道を進む
どんなに重い枷に足を引っ張られても
諦められない 心に決めたから
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2023/06/08