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今、絶望の最前線に立って。
M1911A1 投稿 - 2023/02/26 更新 - 2023/02/26 0 Comments 138 Views
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希望を追っているようでいて
その実、絶望に追われている日々で
真っ青な空は青すぎて今にも滴って
インクの匂いが漂って来そうだ


不安ばかりが募ってしまう
それはある種の病みたいなもので
不安で無いと不安だったりもする
もどかしさで歯軋りした判然としない胸中


僕は今日も 受け入れ難き
この憂鬱さに ただ翻弄されて
ひたすら足掻けど その先には何も無くて
仕事の帰路 ひた歩く417号
其処が僕の絶望最前線


何処へ行っても場違い感は否めない
自分で自分が他人に見える瞬間も在って
いつも異常こそが正常な僕なわけで
追い捲られるようにただ季節を跨ぐだけ


きっとこのままじゃ駄目なんだよ
そんな事は随分前からとっくに分かっていた
分かっているだけじゃ意味が無い事も
随分前から分かっていて 拳を強く握り締めていた


僕は今日も 受け入れ難き
自分の無力さに ただなす術も無く
生き恥をかいて その先には何も無くて
最終の伽藍堂 心の中も空っぽ
其処が僕の終着点なのか


行き止まりだと知って歩み続ける人生
死ぬほど辛いのに 死に至らないのは何故か
何かを終わらせないと行けない気がしてる
それはきっと何かを始める事と同義で
いつだって僕を駆り立てていたのは
希望ではなく 絶望そのものだった


僕は今日も 受け入れ難き
救い無き日々に 生い立っている
それでも尚 少しずつ失いながら歩み続け
何処まで行けるのか 其処に答えなんて野暮だ
全て背負って不確かな道を確かな足取りで今

絶望最前線 駆け抜けて
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