作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

見上げた青空は　今日も綺麗だった
遠くに見えるものは大概綺麗に映る
ただ一つ未来を除けばの話しで
だから空の美しさはいつも残酷だ


畑からはラジオの　お便りコーナー
俯いた向日葵の視線の先に見えるのは
干からびて黒焦げになったミミズの死骸


それは宛らカラスの羽　無造作にゴミを漁るあれ
夕陽に向かって飛んで　鳴いて　消えて
帰りそびれたカラスの声　真夜中の暗い空に紛れ
朝日に向かって飛んで　鳴いて　消えて


もがれるような羽は　最初から持ち合わせず
だから始めにもがれたのは足だった
今や地を這う事に特化したような陰気な面構えで
俯いて国道沿いを干た歩く


強風に煽られた　コンビニのゴミ箱が
内容物をぶち撒けながら転がっていた
ひらひらと不規則に宙を舞う菓子パンの袋


それは宛らカラスの羽　無造作にゴミを漁るあれ
夕陽に向かって飛んで　鳴いて　消えて
帰りそびれたカラスの声　真夜中の暗い空に紛れ
朝日に向かって飛んで　鳴いて　消えて

飛んで　鳴いて　消えて

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