はるかに遠い昔の日を 思えば思うほどに
失くしたものを胸に浮かべて
渇きかけた涙を流す
誰かの影追うこの日々も
いずれは天高く消えていって
かすかな夢と 静かな華を
最後は抱いて眠る
きっとあなたとはいつの日か
美しい世界でもう一度 もう一度
確かな意識の中 巡り会えるのでしょう
そうでしょう
数多の怒りや裏切りさえ 忘れてしまうのが
幸せな者として生きてきた
この身の宿命
時には狂いそうな痛みに
幾度となく苦しんだだろう
でも思い返せば どんな時も
記憶は途切れずに
きっとあなたとはいつの日か
同じ空をもう一度 もう一度
見上げては見つめ合う そのまま
光へと歩きだそう
待っている人がどこかにいて
あなたを 私を そして皆と
また笑い合えるように 願っているでしょう
そうでしょう
優しい風が吹いて 彩り溢れる華が揺れる
聞こえる声も 思い出す顔も
全てが流れるように巡る
きっとあなたとはいつの日か
美しい世界でもう一度 もう一度
確かな意識の中 抱き合えるのでしょう
いつか人は等しく灰になり
呆気なく散るもの それでも
皆そこに来た時には 手をとって歩き出せる
そうでしょう
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2023/01/05