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撫でる風が頬を伝う
夏の信号、僕に届いたよ
騒いだ木々の真下から
覗く陽炎 バランス崩して
ほら、君の弱い陽炎
誰も傷つけず揺らいでる
照らさないように
影になったりもしたんだね
そうか、僕の消えた陽炎
影を照らし過ぎたのかな
のぼせていくように
アスファルトへ溶かされたんだ
その乱層雲の絶望で
洗う時雨、蝉の悲鳴
せっかく大気に触れたのに
暗く深い 土の中へ
どうして、僕の消えた陽炎
強く照ってたはずなのに
埋められるように
静かな大地へ沈んでいった
行きかう人、それぞれの陽炎
照らし陰らせ傷つけあって
それでもまた揺らいでる
ぼくらもそうありたいと願いつづける。
9 Comments
2011/03/07
2011/03/07
まさか、答えを書いてもらえるとは思ってなかったです。
ありがとうございます。
みなさんにいろいろ想像してほしいし、
僕がそう書いたつもりでも、いろいろな見方ができるので
これが答え!というの書きません。(後々、書くかも)
思い出という見方はいいなと思いました。
2011/03/08
ただ、これをすると、自作品がおもしろくなくなるかもとか、
「コメントの着いた作品」の欄を荒らすようになってしまうので、
少しずつやっていきます。
(もう誰もみないだろうと思われる自作品を自己解説しますので、前のこれ意味分かんなかったやつだ!とか考えてみて欲しいです)
陽炎とは感情、情緒、心などです。
自分の感情で相手を冒すこと、それは相手の陽炎(感情)を消し自分の陽炎(感情)で塗りかえること。 それをしてしまうのが僕で、しないのが君です。
ちなみに陽炎がバランスを崩すとは、心の動揺する様を表しています。
彼女は消して他人の陽炎(心)を冒さない。しかし、僕はそれをしてしまう。
そして僕は他人を照らそうとする(正の感情で満たそうとする)あまり、自分の陽炎(心)を見失ってしまった。
これは逆に、陰らせよう(負の感情で満たそう)としても同じことです。
風(騒いだ木々)や時雨などは人の陽炎(心)を外部から変化させてしまうものです。
そして最後の四行、他人の陽炎に干渉しすぎたり、干渉をやめたりしてはいけない。相手の陽炎(心)を尊重しつつ、自分の陽炎(心)の一部を与える。
僕らもそういう風に生きていきたい。そう考えて書きました。
2011/03/08
とくに、詞の最後の4行にhamaziさんの思いがしっかりつまっているんだな。と解説を読ませていただいて思いました。
「相手の陽炎(心)を尊重しつつ」
ここがポイントですよね。
私も、どうしても自分のことを優先に考えてしまうところがあるので、相手のことを意識できるようにしたいな。と改めて思いました。
2011/03/08
そう言ってもらえるのが一番うれしいです。
やっぱり解説を載せたほうがわかりやすいし、お話ができるので良いですね。
自分で作った詞に学ばされることも多々あります(何でだろ?)
これからも「考えさせられる詞」というのを造っていきたいです。
2011/03/22
討論(照らし陰らせ傷つけあって)の末、変わっていく(また揺らいでる)のがそれぞれの陽炎なのかと。
解説があるのはいいですね。面白いです。
誤読の楽しみがあります。
2011/03/22
誤読だなんて、そんなことはないです。僕の詞はさらっと読んで、終わりではなく読まれた方に考えていただきたいので、僕の解釈と読者の方の解釈がそこにはあり、僕の解釈や意図=正解とかじゃないです。
これからもよろしくお願いします!!
2011/03/22
はまじさんの詩はほんとに深いから、読む人各々にいろいろな解釈ができると思います^^
自分は深すぎて解釈できませんww
僕もこんな詩が書けるようになりたいです。
2011/03/22
僕の詞は言ってしまえば抽象的過ぎです、書くのにあたっては、どう比喩を多用し言い回しを綺麗にすることを考えています。
ASIAN KUNG FU GENERATIONさんのファンなのでそちらに影響を受けています。一度聞いてみてください。
お勧め
「十二進法の夕景」…素晴らしい
「夏蝉」…検索してもあまり出てこない
「ループ&ループ」…毎日の唄
「リライト」…リライト=上書き