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世良公則に歌わせたい
terasakikatu 投稿 - 2022/05/19 更新 - 2022/05/19 0 Comments 117 Views
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1.  姫鏡台に 掛けた 帯
   音を 立てて しなだれ 落ちる
   指で 髪を 梳くような
    愛の 仕草は もう見飽きてしまった 
     昔のように 胸ときめかない
   街で 出逢った時の お前が
   ただ ただ ただ 懐かしい

2.  茶のハンガーに 掛けた 服
   派手な 柄と 伏し目で 詫びる
   指で 頬を 突くような
    愛の 仕草に もう慣れ親しんだ 
     昔のように 胸ときめかない
   郷里(くに)を 出てきた時の お前が
   ただ ただ ただ 懐かしい

3.  テレビの上に 置いた 箸
   あしたの 朝に 洗うと 隠す
   深夜 テレビ 観るような
    今の 姿に もう夢も褪めきった 
     逃げ出してきた 遠い北国で
   波に 濡れてた時の お前が  
   ただ ただ ただ いとおしい
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