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架空
enseikan 投稿 - 2022/03/22 更新 - 2022/03/24 2 Comments 24 Views
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nao_oda
ゴミ箱の中に 嫌いな奴の名前書いて入れたら
そいつが消えた 次から次へと消していった
消えたのに まるで最初からいなかったような感じだ
楽しい世界 すべてが思うようになる気がした

ある真夜中 ゴミ箱の持ち主の死神が現れて
友達になった

そしてそいつは両手から 溢れんばかりの500円玉
僕にくれた
いらない奴は消して 無限のお金で欲を満たして
最高の力を手に入れた もう何も怖いものはないぞ

ある朝目覚めたら ゴミ箱の中に自分が入っていた
そこには過去に消した奴らすべてがいたんだ
ゴミ箱は 一つだけじゃなく二つも三つも何個も
ゴミ箱世界 そこでは皆死んだように生きてる

諦めて 居眠りをしていたら死神が現れて
助けてくれた

元の世界に戻れたよ しかし見渡す限り誰もいない
皆消えた
そしてやっと気づいた 自分の思う通りに他人はならないってこと
でもいいや 誰もいないこの自由を楽しもう

そして自分もいつか死ぬ 残った使いきれなかったお金
それもいつか
土へと還る 人が築きあげてきたへんてこなものたち全部
消えて平和だな 死神は高らかに笑った
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2 Comments

nao_odanao_oda
2022/03/22
こんなゴミ箱が実在したら 自分ならどうするかなーと、考えました^ ^多分 躊躇なく使ってしまうのかな…。
27j00627j006
2022/03/24
enseikanさんこんばんは^^

この詞、ストーリー性があって好きです。
そして、「ゴミ箱」という、家の中での要らない物の最後の居場所に視点をおいて
書かれているのもいいなと思いました。

小田 奈桜さんと同じように、自然と自分に置き換えて読んでました。
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