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なし
sabrina_no_hana 投稿 - 2022/03/19 更新 - 2022/03/21 2 Comments 248 Views
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nao_oda
静かな日々の五線譜を歩いていた
人知れず風の匂いがすきで
抱きしめてやりたいとさえ思うときがある
花々が 草木がゆれると
人々ははずむ
やさしく肌にふれる
語りかける ささやくように
油絵で描かれた
遠くの街を 幻想を
いつか見たことがある
たしかに見たことがある
むなしく突っ立っていると
風がすこし乱吹いて
ふと見上ぐと
落葉につぐ落葉につぐ落葉につぐ
落葉につぐ落葉につぐ落葉につぐ 夜を告ぐ落陽
そうしていずれ眠りにつくだろう

鮮やかな夢の光の色彩で塗りつぶす
かつての青年がすきで
愛してやまないとさえ思うときがある
メモに記せば 忘れてしまう
思い出はいつも
心に在れ 心に在れ
身を捩らせながら
誰が為のものでもない
エーデルワイスの鐘を 生活を
誰が為にうごかしていた
たしかにうごかしていた
さみしく突っ立っていると
空にすこし魔が差して
ふと見上ぐと
落葉につぐ落葉につぐ落葉につぐ
落葉につぐ落葉につぐ落葉につぐ 夜を紡ぐ落陽
こうしてかつて眠りについただろう

落葉につぐ落葉につぐ落葉につぐ
落葉につぐ落葉につぐ落葉につぐ 夜を告ぐ落陽
そうしていずれ眠りにつくだろう

落葉につぐ落葉につぐ落葉につぐ
落葉につぐ落葉につぐ落葉につぐ 夜を紡ぐ落陽
こうしてかつて眠りについただろう
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2 Comments

nao_odanao_oda
2022/03/20
小説でも読んでいるかの様な、とても文学的な作品ですね。そして、繊細な感じを受けました。

鮮やかな夢の光の色彩で塗りつぶす
かつての青年がすきで
愛してやまないとさえ思うときがある
メモに記せば 忘れてしまう
思い出はいつも
心に在れ 心に在れ

この部分 素敵で好きです。
nao_odaさん
コメント&Goodありがとうございます!
身に余るお言葉、恐縮です。。!
メモに書いちゃうと、そこに頼りすぎちゃって
自分で覚えようとはしなくなるんですよね(^^;
ふと見返した時に、こんなことあったっけ?ってなります笑
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