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M1911A1 投稿 - 2021/12/15 更新 - 2021/12/30 3 Comments 357 Views
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百均で買った風鈴が一丁前に
高尚な音で緩い風に揺られている
星が見え隠れしている夕闇の中でさえ
未だ抜けていかない暑さに痺れを効かし
本日六本目のホームランバーは一塁打


空っぽ空っぽ
畳にへばりついた怠惰な真夏
蝉の声が
そんな僕を断罪しようとしている
防犯ブザーの音みたいだ


生活は破綻しない程度に壊れていて
実存的な孤独とそれに伴ってざわつく心
綺麗な夜空を汚ごすように花開く花火
遠くで光輝いた 遠くで光輝いた
自分が徒花であると自覚してるような切なさで


空っぽ空っぽ
常に空っぽであると意識して
痛みも何も
感じない振りを決め込んでいる
穏やかなある夏の静謐
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3 Comments

120120
2021/12/29
六本目は冬はほんとにお腹壊して立ち上がれなくなりますよ。
(4本で一回死にかけた人から助言です。)
M1911A1M1911A1
2021/12/30
ohge-Cさん ありがとうございます

やっぱり冬だとそうなりますよね(笑)
でも安心して下さい僕は冬にアイス全く食べないので!
120120
2021/12/30
安心しました。
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