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煙ったい夜に抱かれて触れたのは、あなたの中指、それは不思議と暖かくて、寂しくて、ただ私を見つめていた。
追いかけていたんだ、あの頃の小さな思い出を、裸足で、傷だらけの天使が、私を追い越した。
窓の外を見れば、かけた月が少し、笑った。
日陰に咲く桜よ、まいちる秋風の悲しみよ、全て洗い流してくれ、俺の後悔も過去も何もかも。
いつまでも綺麗にいたいよ、あなたみたいに、宝箱を心に持つ少年のような、鏡のような純真で。
輝く少年時代、眩む月の明かりに怯えて帰った道を、今大きくなった足で強く、強く踏んで、また、明日。
空を見上げれば、星が少しだけ泣いた。
日陰に咲く桜よ、まいちる秋風の悲しみよ、全て洗い流してくれ、俺の後悔も過去も何もかも。
日陰に咲く桜よ、まいちる秋風の悲しみよ、全て洗い流してくれ、俺の後悔も過去も何もかも。
1 Comments
2021/12/11
8割方変えられないものは、自分以外の人 8割方変えられるものは自分自身だといいますね。