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刺すような冷たさで 人行く街を見た
あの声も この色も
いずれ全て無きものに成ると
やがては口にすることをも 憚り消える
気づく間もない 孤独の唄と共に
陽を仰ぎ 現れる影を見よ
つんざく悲鳴が過去へと還る
奇談で生まれた 時を過ぎて
知り得ぬ言葉が 意味を失くす 自壊の日に
撃ち抜いた規範が 家々を逆さに向け
道理まで 大義までも
常なる明日へと送り出させる
やがては気付く人波から 不可思議に消され
修正の銃弾 爆撃のように降らす
陽を嘆き 同化する影の中
喚き上がる悲鳴が未来を挫き
祈祷で生まれた 時の音を
有り得ぬ宴が 意味もなく 掬いに来る
洗われた人混みが 屍のように倒れ込み
おぞましく埋め尽くす 地の色も見えぬほど
誰一人として捨てず 失くした声を思い出し
悲観の環に囚われた 迷子のように謳え
塗り潰された裁量が 夥しい目を欺き
あの時も この時も
作られしものに過ぎぬと伝え
やがて忘れられる 夢に見た憂いなき日
亡き声への唄と 永久なる信念を乗せ
陽を仰ぎ 現れる影を見よ
つんざく悲鳴が今へと還る
奇跡に語られた 時を渡り
知り得ぬ言葉が 意味を失くす 死の意味を
洗われた人混みが 屍のように倒れ込み
おぞましく埋め尽くす 二度となき世界の色
誰一人として捨てず 失くした声を思い出し
悲観の環に囚われた 迷子のように謳え
尚もまだ赤子の如くに その手に幸を求め生きる
あれほどの人波も 知らぬ間に姿を変えて
陽を仰ぎ現れた 悲鳴を送る時の環も
いずれ全て無きものに 成り代わり消え行く
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