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途切れそうな息をつき 夜を見上げた
寂れたのは街じゃなくて 自分の方だと
下らない嘆きを続ける
思い出せば 思い出すほど 粉々に壊れていく
誰のモノでもない心は 投げ棄てられたまま
同じはずの時間を別ち 夜を駆け出した
悲しいのは自分じゃなくて 知らぬ誰かと
気付いても何も変わらずに
口に出せば 口に出すほど 滅茶苦茶に崩れていく
誰のモノでもない答は 朽ち果てた姿で
泥を血で洗って 血を血で洗うような
堂々巡りからまだ抜け出せないの
壁は乗り越えるものじゃなくて 壊すものだと
崩れた壁の向こうに 雫が見える
思い出せば 思い出すほど 粉々に壊れていく
誰のモノでもない心は 投げ棄てられたまま
洗い出せば 洗い出すほど 薄々と近づいてくる
誰のせいでもない終わりは 疑心だけを置き去り
投げ棄てられたままで 姿は朽ち果てる
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