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見て、もう春がそこまで来てるよ。
27j006 投稿 - 2011/02/10 更新 - 2015/12/04 0 Comments 424 Views
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たった一度の恋じゃないかと言い捨てて家を出た
でもそれが僕にとっては
かけがえのないもの
どれ位の時間を
過ごして来たろう?
ルーズリーフに記してきた
未来の2人に綴った絵手紙

雪融けの土に
蕗の薹が顔出して
冬空は僕達に淋しさを預けたっけな

キャンバスに描きたい
君色の絵の具を探し回って
あの柔肌の温もりをもう一度
この手を明日に伸ばしてみる

名声や名誉で
人の価値は決められないみたいだよ
自分の弱さは
自分が1番よく知ってる
カタチアルモノはいつか滅びると
諭されたあの頃に
毎日を大事に生きようと思えた

儚い場所にさえ
2人なら溶け込めた
オーケストラも聞こえないくらい奏で合った
お互いの交響曲(シンフォニー)

体を絡めたあの夜
熱帯魚のように泳ぎ疲れていた
裸で眠った次の日の
朝日が眩しすぎて
泣いてた臆病者

並べたお揃いのマグカップに
コーヒーを注いで
いつまでも
こんな世界が続けはいいのにな

キャンバスに描きたい
君色の絵の具を見つけたから
あの柔肌の温もりをもう一度
この手を明日に伸ばしてみる
届かないとしても
この手を伸ばしてみる

たった一度の恋じゃないかと
言い捨てて家を出た
でもそれが僕にとってはかけがえのないものだよ
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