ポエトリーです
A
最高気温36℃ 最低気温24℃
湿度62% 降水確率20% 風速7m/s
うらぶれて歩む暑苦しい生活道路の隅
直撃する日差しを 睨み続けては
視界がにわかにボヤけ 12時の鐘が鳴る
少年がエアガンの銃口を向けてくる
僕の眉間を狙ってる サイト越しに目が合う
そのまま殺してくれ 笑い合う少年達
結局撃ち抜かれる事も無く僕は
今日も今日とて 人生の辞め時を見計らってばかり
S
見栄も尊厳も 七月の空に投げ棄てて
未来も過去も遠い存在に思えて
安心とは縁遠く 絶望とも縁遠く
虚しき夏の感傷だ
A
駆け抜けるその摩擦熱で 情熱に火はついて
でもいつかは 身体が耐えきれず燃え尽きる
悲しい事なんか一つも無い筈だと感情を飲み込むが
直後に嘔吐して 涙をちょちょぎらせ
視界がにわかにボヤけ 心の深淵を覗き込む
S
夢も希望も 七月の空に投げ棄てて
悲観も楽観も度が過ぎれば同じで
普通とは縁遠く 異常とも縁遠く
忌まわしき夏の青空か
プライドも正しさも 七月の空に投げ棄てて
下火になった情熱に今更縋るつもりも無く
前進とは縁遠く 後退とも縁遠く
明くる暮らしに何を見る
虚しき夏の感傷だ
最高気温36℃ 最低気温24℃
湿度62% 降水確率20% 風速7m/s
うらぶれて歩む暑苦しい生活道路の隅
直撃する日差しを 睨み続けては
視界がにわかにボヤけ 12時の鐘が鳴る
少年がエアガンの銃口を向けてくる
僕の眉間を狙ってる サイト越しに目が合う
そのまま殺してくれ 笑い合う少年達
結局撃ち抜かれる事も無く僕は
今日も今日とて 人生の辞め時を見計らってばかり
S
見栄も尊厳も 七月の空に投げ棄てて
未来も過去も遠い存在に思えて
安心とは縁遠く 絶望とも縁遠く
虚しき夏の感傷だ
A
駆け抜けるその摩擦熱で 情熱に火はついて
でもいつかは 身体が耐えきれず燃え尽きる
悲しい事なんか一つも無い筈だと感情を飲み込むが
直後に嘔吐して 涙をちょちょぎらせ
視界がにわかにボヤけ 心の深淵を覗き込む
S
夢も希望も 七月の空に投げ棄てて
悲観も楽観も度が過ぎれば同じで
普通とは縁遠く 異常とも縁遠く
忌まわしき夏の青空か
プライドも正しさも 七月の空に投げ棄てて
下火になった情熱に今更縋るつもりも無く
前進とは縁遠く 後退とも縁遠く
明くる暮らしに何を見る
虚しき夏の感傷だ
2 Comments
2021/08/02
全てを通して、とても好きな詩です!
特に
<駆け抜けるその摩擦熱で 情熱に火はついて
でもいつかは 身体が耐えきれず燃え尽きる>
このたった二行で、「人間の夢を追い始める姿」と「人間の夢を諦める姿」
が一気に表現されていて凄いなぁ、と。
2021/08/03
そこまで褒めて貰えるとは恐縮でございますよ(☉。☉)!