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梅雨の合間に お婆の家で
悲しい悲しい 話を聞いた
裸電球 ぶらりと揺れた
いつもより 長い夜でした
ぽつりぽつりと話途切れて
お婆 窓の外 見つめてる
ラムネの残り 僅かになって
私少し 眠くなる
防空壕に ひっそりと咲く
280本もの花達は
焦げた匂いに 零れて落ちた
それは酷く長い朝でした
こくりこくりと 船漕ぐ姫を
お婆 よっこらと抱き寄せて
せな(背中)を優しくたたいては
遠く夢うつつ子守歌
姫よ 忘れてくれるなよ
今宵 夜空にさんざめく
星の しぶきに舞い踊る
清き 儚き花達を
姫よ 忘れてくれるなよ
今宵 月様に誘われて
暫し 兎と音頭とる
強き 儚き花達を
悲しい悲しい 話を聞いた
裸電球 ぶらりと揺れた
いつもより 長い夜でした
ぽつりぽつりと話途切れて
お婆 窓の外 見つめてる
ラムネの残り 僅かになって
私少し 眠くなる
防空壕に ひっそりと咲く
280本もの花達は
焦げた匂いに 零れて落ちた
それは酷く長い朝でした
こくりこくりと 船漕ぐ姫を
お婆 よっこらと抱き寄せて
せな(背中)を優しくたたいては
遠く夢うつつ子守歌
姫よ 忘れてくれるなよ
今宵 夜空にさんざめく
星の しぶきに舞い踊る
清き 儚き花達を
姫よ 忘れてくれるなよ
今宵 月様に誘われて
暫し 兎と音頭とる
強き 儚き花達を
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