作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

静かに頽れる大樹のように
幾重の時を経て
貴方の眼の硝子に留まりたい

誰の腕にも触れない
記憶のこの身には
桜の絹も着せずに
裸身のまま伏せて

なんだってしていい
貴方の望むすべてを


季節の風を受け剥がれる灰に
私は宿らない
憑りつくよう久遠の春の躑躅

後追うようなその色
見つめて何もかも
魂さえも日暮れて
独りと気付けたら

なんだってしていい
貴方の望むすべてを


死骸の肌の色鞣して纏う
病の空に浮く
それこそ愛なのだと分かるでしょう

やがて貴方が年老い
眠りが齎され
初めのようにようやく
二人が出会えたら

なんだってしていい
貴方の望むすべてを

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