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猶予なき風が吹き荒れる束の間
阿吽の呼吸は音も聞こえず
強いさせ虐げた牙城の刃 生き永らえる術なく
まだ来ぬ迎えは 無数の地上に行き渡り
片付く前まで 影を写し出し佇む
教義は有ろうと影から覗いて
跡形ひとつも残らずに待つ
追わせて荒らげた声は瞬間 時にしては1秒前
まだ見ぬ力は 息を取り巻いて飛び交う
忌まわしい言葉が 影の淵と化すまで
明知を伝えて視を悟るままに
奇跡的な光など在るはずもなく
舞わせし異称と甘美の雨 息を荒らせど安泰に
まだ出ぬ堪えは 怒りより遥かに深きへ
描かれ尽くした 影はまた孤独へ帰り
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