あなたの声をも忘れてしまう
ぐらいに会えない日々が続いてた
この話を拝啓で始めるには
あまりにも堅苦しくて
でも、昨日の夕飯で盛り上がれるほど
同じ時を刻んではいなかった
笑っていられる時間は
頭の小さな砂時計を握りしめ
川の流れが聞こえる現の中で
古いアルバムに涙を零した
もう少し もう少しだけ
まだここに居てもいいと言って
途切れる笑顔の奥にあるもの全部
あなたは1人で抱えていたのだから
もう少し もう少しだけ
まだここに居てほしいだけ
暖かい心を忘れ冷たくなる手を握って
あなたの隣で1人夜が開けるまで泣いていた
飽きるほど聞いた声を思い出す
当たり前の日々を懐かしむ
私は今日を生きている
あなたが残した未来を描きながら
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