作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

私　ユダはイエスに憧れていた
私よりも優しくて聡明で　民衆に人気があって
そんな私は　十二弟子のなかで
会計係に選ばれたことを　誇りに思っていた

いつしか私は　イエスを妬むようになっていった
本来ならば　私が民主のヒーロー候補になるはずだった
その腹いせに　金を使い込むようになっていった
私は頭がいいから　誰にもバレるはずがない
しかし　使い込みの回数が増えるにつれて
バレ始めているということを
うすうす気づいていた

そんなとき　民衆のヒーロー候補のイエスに
自分の権力を奪われるという
恐れをもった　パリサイ人や律法学者は
イエスを処刑しようと　企んでいた
ここぞとばかり　私は銀貨でイエスを
売り渡した

人は自己保身エゴイズムのために裏切るというが
私も民衆も　例外ではなかった
イエスが十字架につけられる前
私は「この人こそがイエスだ」という合図として
イエスに口づけをした
愛を装った裏切り
まさに私が今までしてきた使い込みと
同じだった

イエスが十字架に付けられたのは
神が人類の罪のあがないをするためだった
十字架に付けられた三日目に
イエスは新しい姿に復活して
天へと帰っていった

そしてなんとイエスを裏切り
許される筈もない私　ユダも許されたが　
私は　イエスの前から永遠に姿を消した
もう一度戻りたい　イエスの元へ
嗚呼　私にできることは　
天国のイエスを見上げることだけ
ただ　私がしなければならない唯一のことは
たとえ　どんなに裏切られても　踏みにじられても
最終的にはイエスのように
人を許さねばならない
これが　イエスが私たちに与えてくれた
最大のプレゼントに違いない

「復讐は私（神）のすることである
　あなた（人間）は自らの手を汚してはならない」（聖書）　　

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