作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

白色の闇がありまして
水色の闇がありました
赤色の闇がありまして
茶色の闇がありました
どどめ色の闇がありまして
オレンジ色の闇がありました
男の筋肉のあまりの虚しさ
女の肉体のあまりの哀しさ
空想のように大気を舞う擬音にふくみ笑う
そんな若き日もありました

憎しみ色の闇がありまして
恨めし色の闇がありました
鋭く尖った紫色の闇がありまして
柔らかなふりをした透明の闇がありました
黄色にも似た気狂い色の闇がありまして
無念の血の桜色の闇がありました
教師はたからかにうたうでしょう
たかが人間されど人間とうたうでしょう
竹林のように風にゆれる読点をなつかしむ
そんな若き日もありました

闇は何色 闇は何色
闇は何色なんだろうと
暮れるまで 明けるまで
独りで耽っていたら
明けるまで 暮れるまで
独りで耽っていたら
そこには闇色の闇がありました
闇色の闇がありました
闇色の闇がありました

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