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貴方が話す言葉、文字一つさえ愛おしい
風はない 時間は散らない
貴方と僕の間に咲く満開の桜
貴方が丁寧に話してくれるから
僕が頑張って両目を上げてみると
貴方は言葉をつまらせた
やがて想いが言葉に等しくなって
会話が続いていく
真面目な話になると、教壇に立つ時のように敬語になります先生
頭に乗せた花びらに頬を染められたのですか
こんなに胸が苦しいのに
どうしてそれを取ることができようか
日差しで仕切られた桜色の部屋
お互いに届くだけの声で
貴方のかたちも声の中の心も、すべての息を感じて
新たに開花した二つの花に蝶が立ち寄るだけ
流れるものは何も無かった
もう思い出す前から思っていたいと
木陰の中の温もりを逃さないでいたら
僕の息は行き場を失くしていないだろう
それなのに僕は二度と声が届かないことに涙を流す
見えない力が働くことを信じて
貴方に届くだけの声で
風が吹く 時間が流れている
初めて触れる貴方の手が口が頬が髪が首が肩が背中が固まっている
石みたいに
風はない 時間は散らない
貴方と僕の間に咲く満開の桜
貴方が丁寧に話してくれるから
僕が頑張って両目を上げてみると
貴方は言葉をつまらせた
やがて想いが言葉に等しくなって
会話が続いていく
真面目な話になると、教壇に立つ時のように敬語になります先生
頭に乗せた花びらに頬を染められたのですか
こんなに胸が苦しいのに
どうしてそれを取ることができようか
日差しで仕切られた桜色の部屋
お互いに届くだけの声で
貴方のかたちも声の中の心も、すべての息を感じて
新たに開花した二つの花に蝶が立ち寄るだけ
流れるものは何も無かった
もう思い出す前から思っていたいと
木陰の中の温もりを逃さないでいたら
僕の息は行き場を失くしていないだろう
それなのに僕は二度と声が届かないことに涙を流す
見えない力が働くことを信じて
貴方に届くだけの声で
風が吹く 時間が流れている
初めて触れる貴方の手が口が頬が髪が首が肩が背中が固まっている
石みたいに
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