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お互いの誤解が悲劇を生むこともありますね。
kayuma 投稿 - 2021/03/06 更新 - 2021/03/06 0 Comments 102 Views
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由岐が孤独なヤンキーまがいになったのは 
物の貸し借りが原因だった
中学の頃 由岐は勉強もスポーツもあまり出来なかったが
家庭には恵まれ 裕福で由岐の欲しいものは
なんでも買ってもらえるという恵まれた環境の
お嬢さんまがいだった

ある日 由岐は運動会の仮装行列に使う
タータンチェックのスカートが必要だった
由岐はイギリス人の衣装を身につけようと
していたのだったが 持ち合わせていなかった

由岐は軽い気持ちで タータンチェックの
持主のクラスメートの級長あづさから
「スカート貸してよ。すぐ返すからさ」と
頼み込んだ。
あづさは 一瞬渋ったような顔をしたが
運動会のときは 茶色のタータンチェックの
スカートを持ってきてくれた

しかし 由岐はそのとき一瞬迷った
物の貸し借りなどは 危険なことでもある
特にスカートなどの布製品の場合
返せなかったらどうしよう
そんな危惧感を感じ 無言のまま
受け取り拒否をした
が、その途端 思いがけない
想定外のことが起きた
あづさは「腹のたつ子だな」と言って
去っていった
それがどういう意味をもつのか
由岐にはわかっていなかった












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