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sabrina_no_hana 投稿 - 2021/01/27 更新 - 2021/01/27 0 Comments 331 Views
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狂詩曲のように
うしろのせうめんたあれ…
うたっているのはたあれ
人波のぽつんと一人、風にいる
-わたしはどこにいるのでせうか-
-わたしはどこにいるのでせうか-
身に覚えのある倫巴里の老人
わたしを指さし
笑うかのように
「ほら、そこにおるが、お前が。」
「ほら、そこにおるが、お前が。」
「ほら、そこにおるが、お前が。」
「ほら、そこにおるが、お前が。」

円舞曲のように
うしろのせうめんたあれ…
おどっているのはたあれ
疲弊して造花の枯れる、日々にいる
-わたしはここにいるのでせうか-
-わたしはここにいるのでせうか-
身に覚えのある倫巴里の老人
わたしを指さし
笑うかのように
「ほら、そこにおるが、お前が。」
「ほら、そこにおるが、お前が。」
「ほら、そこにおるが、お前が。」
「ほら、そこにおるが、お前が。」

頑是無き鮮やかな憂鬱が
張りついて脈を打ち
蝕んで行く
その一秒の、間に間に
間に間に
あゝ おそろしや おそろしや
あゝ わすらりょか わすらりょか

うしろのせうめんたあれ…
うしろのせうめんたあれ…
うしろのせうめんたあれ…
「ほら、そこにおるが、お前が。」
「ほら、そこにおるが、お前が。」
「ほら、そこにおるが、お前が。」
「ほら、そこにおるが、お前が。」
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