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心の淵で言いようのない気持ちがざわついて。心の奥から滲み出る気持ちはきっと恋心なのでしょう。
hana_hiro612085 投稿 - 2020/12/21 更新 - 2020/12/21 0 Comments 137 Views
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暗く冷えた部屋の隅
散らかりきったままで
ひとつまみする毎に
脆くそれは崩れ落ちた

突き刺さる言葉の先
補う甘い優しさ
波のように揺らめいて
想いだけが抜け出す

見えすいた嘘だと
それでもやっぱり嬉しくて
綻ぶ顔が熱くなる
残りのものの感情でさえ

空いた隙間埋めていく
紡がれる言葉が響いて
覆い沁み渡る


夜に誘う秘事
隠し事が増えていく
変わらないのは距離だけ
綻びに絡まって

抜け出すことも出来ず
切り出すことすら出来ず
変わらないを装い
想いだけが滲み出る

見えすいた嘘でも
見透かされることすら恐れ
臆病者の言葉は
紡げど形を成さず

押し込めた想いが
止め処なくあふれ出して
身体中溢れ出る 


壊れない程度の距離
それを崩さずにいたくて
乱される心なんて
気づかないフリをしよう

見て見ぬフリに慣れて
心の声に蓋をして
いつまでも“いい人”を
演じることにしよう

見えすいた嘘なぞ
きっと本当はお見通しで
知らないフリを重ねて
無いことにしてくれてるんだろう

空いた隙間埋めていく
君の紡ぐ言葉が愛おしい


悩ましいもどかしさ
心が震えて溢れる
身を知る雨が時雨るゝ
想いだけが抜け出す様に

心の奥 沁み渡る
心地よい聲だけが
届いて
嗚呼 熱くなる
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