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daaaakawa 投稿 - 2020/11/08 更新 - 2020/11/08 0 Comments 136 Views
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夕を過ぎた午睡
壊れた体内時計を
蛍光灯で戻して
手探りで感覚をもどした

少し上がる体温
0.5度なら許容範囲で
指のささくれを
引っかけて覚醒した

痛い痛いと
感じるだけで幸せだってさ
だって今日も生きている
ことになるんじゃない?
眠い眠いと
目を擦り始めるのってさ
終わりを予感して怖い

物語の幕を下ろすように
街と窓が色を無くせば
それは夜の合図
ベルは鳴らないから気をつけて
静かに息をする

シャワーをする音
狭い部屋では煩く
温まらないまま
濡れたまま飛び出した

隣の部屋の声
聴こえないならそのまま
なにもなかったかのように
息をひそめた

ズキンズキンと
軋む心の音だってさ
止められないんじゃない?
聴こえないならそれで
目が覚めて
いることの印なんだろ
言葉は溢れず巡る

物語の幕を下ろすように
街と窓が色を無くせば
それは夜の合図
上映中も気をつけて
静かに息をする

物語が幕を下ろすように
街と窓が色を無くせば
それは夜の合図
ベルは鳴らないから気をつけて
静かに息をする
身体が震えている
煩くて目を閉じる

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