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行け 虚無を走る列車で
もう一度君を連れていこう
幻想継ぐこの場所で 晴れやかに
立て 精蝋を灯し煌々と
部屋はまだ朝焼けを待ち
騒乱から逃げ出して このままに
遠く 程遠く 時は流れ
朝夕の原形が消える前に
吹け 壮麗なる風に乗り
もう一度君を探しにいこう
混沌から駆け出した 光を背に
降れ 孤独の雨よ爛々と
埋め合わせた欠片が唄う
序列まで駆け込んだ 無情の声で
近く まだ近く 人の影
月の輪が絶えるその前に
届けよ 無限の列車で伝う君の影
見上げた飛行の如し時を巡り
瞬けよ 無数の星で伝う夢の塵
支えた柱のように愛を飲み
見渡せ 虚無を行く列車で
もう一度君を迎えにいこう
最後だと知らされる 目前に
行け 再生の魔術を開き
もう二度となかれと願いを説く
幻想継ぐこの場所で 晴れやかに
遠く 程遠く 時は流れ
明日の景色が滅する前に
届けよ 無限の列車で伝う君の影
見上げた飛行の如し時を巡り
瞬けよ 無数の星で伝う夢の塵
交わした喝采のように声を食い
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