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セフレ扱いのわたし
kinoko0929 投稿 - 2020/11/01 更新 - 2020/11/01 0 Comments 669 Views
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あなたに会いたい夜は長い
未読の画面を見つめている
いつでも呼ばれる夜は深い
暗闇にまぎれて部屋を訪ねる

私はひとりではしゃぎながら
あふれる想いを言葉にする
ベッドを抜け 煙草を手に
あなた 背中向けている

帰らなきゃ 帰らなきゃ 沈黙に促され
乱れた髪をたばね コート羽織る
もう行くね じゃあまたね 静寂に呟いて
ギュッとしてくれる腕を待った
どこかで期待した

ひとりの夜道はやけに寒い
見上げたあなたの部屋は暗い
考えだしたらとてもつらい
こんな日に限って星も見えない

ふたりのやりとりさかのぼって
出会った頃から見返してた
どこにもない ひとつもない
愛のかけら 一行も

帰らなきゃ 帰らなきゃ 終電を逃しては
みじめな思いかかえ タクシー止める
もしかして ひょっとして 何回も振り返り
そっと足音に耳をたてた
どこかで期待した

もう行くね……
じゃあまたね……
もしかして……
ひょっとして……

帰らなきゃ 帰らなきゃ 沈黙に促され
乱れた髪をたばね コート羽織る
もう行くね じゃあまたね 静寂に呟いて
ギュッとしてくれる腕を待った
どこかで期待した
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