作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

　僕の今までの人生、貧しい母子家庭であったが
おかんが喫茶店を経営しだしてからは　そうでなくなった
　おかんは僕を愛してくれ、僕はその見返りに
勉強をがんばり、進学校に行ったが大学進学は迷っている

　今の世の中　ましてやコロナ禍
　残念ながらおかんの経営しているカフェの経営は
左前になりつつあるので、ベストセラーを置き
ブックカフェにしようと思っている。
　本は無くなることはないと思うが、いくらアマゾンで
ベストセラーになった本でも増版することはないという
　今は喫煙できる店は　未成年出入り禁止だが
僕は　未成年でも気楽に本を読んでもらいたいので
禁煙カフェにしている

　店の後継ぎをするかどうか、迷っている最中である
　売り上げ次第によるのであるが、大学へも行きたい。
　
　そう思っているときに、なおの事件が起こったのであった
　なおは、貸したスカーフに傷がついたなどと言って
恐喝するしげみを許そうとしている。
　その前に、しげみはなおに
「私は少年院出だ。このことは誰にも言うな。
　もし、学校に知れたらお前をしばきあげるぞ」と
タンカを切り、二回頬を平手打ちしたが、それもワル男の悪影響を
受けたからだろう。
　そういう意味では、しげみもワル男の被害者であり、
あとから本性を現した悪男に、しげみは恐れおののき
自殺未遂をはかったという。
　しかし、僕は頭ではわかっていても、そんな失礼な奴を許すことなど
できやしない。

　なお曰く「私にはイエスキリストがついているの。
だから、この世で何があっても大丈夫。生きて行けるわ
　でも、人間誰しもエゴイズムを持っている限り、
何らかの罪を犯すわ。それを許していくのが神の愛。
　だから、私はしげみを神の愛で許そうと思う。
いや、許すのが、神の愛を受けている人の使命なのよ」

　そういえば、なおはいつも芯から明るい。
　まるで、後光がさしているようである。
　僕もそのイエスキリストとやらを知りたい。
　僕は、ちょっぴりなおをリスペクトした
　

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