新規登録 ログイン
初投稿です。恋人が病気で死ぬというベタな話ですが、決してありふれた話ではありません。大切な人を失うその時まで幸せに過ごそうとするには、相当の労力と覚悟が必要です。そんな感覚が伝わればと思いながら書きました。
TAKEO 投稿 - 2011/01/29 更新 - 2011/11/20 2 Comments 795 Views
good投票
sakiya2417
「向日葵を植えよう
夏に背が伸びて
私が空から
あなたを見つけるから」

そんな提案に
弱虫な僕は
君のいないとこで
子供のように泣いた

翌日君の目元も
腫れぼったくなっていて
なんだか安心した
隠さなくていいんだ


花屋へ出掛けよう
向日葵にも 種類があるのか
種から育てよう
そしてずっと 咲かなければいい


「耐えられなかったら
別れていいから」
力無く笑う
君を抱きしめた

ほら見て、芽が出てきた
時間が無い 辛いな
一緒に帰ろうかと
言える日はもう来ない

眠りにつく度
その目を二度と 覚まさないかもと
怯える毎日
それでもずっと 最後まで傍に


生きているよ
まだまだまだまだ……
花が開いた

ためらう事なく
幸せだと 呼べるような日々を
与えられたかな
そこから僕を 見つけられたかな
タグ : [ 編集 ]

2 Comments

sakiya2417sakiya2417
2011/01/29
はじめまして。
涙腺ゆるい私は涙目になりました。

切ないけれど、いまを大切に生きたくなりました。
なんか、ありがとうございます。
TAKEOTAKEO
2011/01/29
sakiya2417さん>生きる大切さとか温かさを感じて下さったようでよかったです。

こちらこそ読んでいただいてありがとうございます(^ω^)
Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録