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千年暮らした 壁打ちの廻廊
数代継がれた 見送る間もない扉
鏡の唄 苦し気な声で
技法と手法を伝えようと
身を削り 意識跨ぐ 黒ずんでなお
廻廊はファンタジスタ ループを待つ
怪しげな鏡が映して
極廊の続きから 微睡みの階へ
卑屈に足踏み駆けた
万年済ました 杭打ちの廻廊
時代接がれた 見捨てる間もない窓際
鏡の唄 身に沁みて冴えて
処方の手数を増やさんと
命を投げ 辛く沈む 赤く濡れてなお
廻廊はファンタジスタ 時報に佇む
怪しげな鏡が覗いて
局廊の始点から 九頭籠の高嶺へ
威光に任せ駆け抜けた
億年漕がれた 頭打ちの方舟
寛大突かれた 見張える間もない言葉
鏡の唄 字に表す旗
果報をしかと伝えよと
身を削り 意識跨ぐ 黒ずんでなお
廻廊はファンタジスタ ループを待つ
怪しげな鏡が映して
極廊の続きから 微睡みの階へ
卑屈に足踏み駆けた
廻廊はファンタジスタ 不法を嫌う
怪しげな鏡が裁いて
曲廊の手数から 痛みを省いて
奇怪に見知らぬもの与え
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