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さよなら 出で稼ぎ
生き揚々と埋もれさせた
稀の半ば 棺の中
焼かれ待ちの壊れた人像
基地の外に現れた 三輪車から落っこちた
害するもの泣く泣くと 脈は血の色ばらまく
日を仰ぐ 仏陀の函
逝かされた末路は切り捨てられ
壁に触れるな 崩れて死ぬぞ
部屋を出るな 捕まれて死ぬぞ
波止場には 際の者たち
投げるもの投げたら身を任せ
息腐れ 荷台の上
消失の儀式で踊り出す
朗報を届けに来た 痺れの翁は海の民
蔑むものたくさんと 脈潰れを引き連れて
あちらから 無様の列
汚れた貴族の飯は踏まれ
壁に触れるな 崩れて死ぬぞ
人に触れるな 打たれて死ぬぞ
話しかけるな 心が死ぬぞ
土地を出るな 石当たって死ぬぞ
追い回せ 落ちぶれの子
塵一つ残さず洗い流せ
骨の髄 脳の髄
散らかし終いには喰い荒らせ
脱法を合言葉に 散り散りのびっこ引き
指先回しぐさぐさと 愚かにも目暗の友作り
得た先の 否認は取れず
殺めた罪人は名誉の夢
壁に触れるな 崩れて死ぬぞ
人に触れるな 打たれて死ぬぞ
話しかけるな 心が死ぬぞ
土地を出るな 石当たって死ぬぞ
信じぬものは もれなく死ぬぞ
避けるものは すぐにでも死ぬぞ
擁護のものは いますぐ死ぬぞ
逃げるものは 目閉じたら殺せ
歴史残せば 辛うじて生きても
時こそ経てば 真っ先に死ぬぞ
潰せ塗り潰せ 叛乱は殺せ
気が違うやつども いますぐ殺せ
書物は焼け 家々も焼け
跡形残さず 全て焼き払え
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