アイリッシュウィスキーの色に沈むこの街
探していたあの娘は淡い月明かり
銀色の夜に潜む
スリットをすり抜けるその脚
誘うmellowで甘い口づけは
slush この世界から分かつ
海底のような凪の中で
伝う手を 滑る腕を 熱い首を
溶けるように
狐目の脇に有ったホクロが
カラスのような鋭い黒を纏う
金色の夜に潜む
スリットをすり抜けるその脚
去り行く背中思い出させる
slush この世界は世迷言
逢いたいと 時の波が運ぶ
辛い日も 暮れる前に 思い出せる
運命の日を
slush slush slush
樫の木の椅子と気怠い煙草と
開けられた背中に
カラスのような鋭い黒を纏う
アイリッシュウィスキーの色に沈むこの街
吸い付いた手を
駆け抜けた夜を
重なる音々(ねおん)
魂の揺れを
忘れられない眼を
辛い日も いつもそう今日も 消えない
溶けるように
mellowに重なった熱が
2 Comments
2020/09/10
見ても楽しい。
所々混じった英単語が良いリズム感を出していて、メロ乗りも良さそう。
2020/09/14