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妄想大好き。昔の作品ですが、個人的に大好きなものだったので。
asakist 投稿 - 2011/01/27 更新 - 2011/11/20 3 Comments 571 Views
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siroi_koukaimanamo
[Aメロ]
或いは 飛燕の如く
大空を飛び回る
或いは 女王の如く
民々を苛虐する

[Aメロ]
或いは 薔薇の如く
自らを戒める
或いは 水面の如く
来る者を認めない

[Bメロ]
眼窩に玉を
埋める貴のように
この世に脅え
堕ちていく恍惚
どんな世界でも
彷徨えることの
慈しみは 限りも無く

[サビ]
嗚呼 脳髄を蕩かす
極彩官能的妄想
嗚呼 幾千と生まれる
肢体を侵し尽くす妄想
さながら麻薬のように暴れ合い
身体に蔓延る
快楽

[Aメロ]
或いは 蚯蚓の如く
地の底を這い回る
或いは 鬼子の如く
厭世を泣き当たる

[Aメロ]
或いは 玄兎の如く
薄闇を衒い舞う
或いは 時計の如く
古を拒まない

[Bメロ]
瑕瑾を持たず
生きる兵のように
猜疑に呑まれ
朽ちてゆく絶望
どんな時代でも
漂えることの
愛しみは 果も無く

[サビ]
嗚呼 筆舌に尽くせぬ
精彩欲望的妄想
嗚呼 極楽へ誘う
体躯を堕落させる妄想
さながら媚薬のように求め合い
濫りに聳える
陶酔

[サビ]
嗚呼 生と死を違える
崇拝神学的妄想
嗚呼 精神を排する
禁忌を喰らい千切る妄想
さながら秘薬のように奪い合い
己を狂わす
絶頂
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3 Comments

manamomanamo
2011/01/27
今回はGoogleで検索しながら読ませていただきました☆^^

題名が題名だからどんな詞かと思いました^_^;
素晴らしいですね!
asakistさんが好きだとおっしゃるのもわかります♪
siroi_koukaisiroi_koukai
2011/01/27
>崇拝神学的妄想
妄想をこんな風に崇高化するのはすごいと思いました。使われてる言葉もその雰囲気を助長してると思います。
Aメロが『或いは』で毎回始まるのも、今までにも何度も妄想をしていたことを表していて面白かったです。
ただ、Bメロの字数が合ってないと思います。
>慈しみは 限りも無く
>愛しみは 果も無く
の『限り』と『果』の字数を気にかければ文句のつけどころも減ると思います。
asakistasakist
2011/01/28
manamoさん

こんにちわ。コメントありがとうございます。

検索してまでwありがとうございますw
今回の作品はお堅い雰囲気を出したくて若干漢字が多目なので検索も面倒だったと思いますw

まぁ、ただ単に妄想の世界は自由だ、というだけの作品ですので、言葉さえ分かってしまえば簡単な作品だったことと思いますww

美しい妄想のAメロと見苦しい妄想のBメロの対比を楽しんでいただけたら幸いですw

siroi_koukaiさん

こんにちわ。コメントありがとうございます。

そうですね、妄想というものはとても神学的な、崇拝しうるものだと思います。
誰にも侵すことのできない、絶対不可侵な脳内での創造。
その世界の中では自分は何でもでき、自分を取り囲む世界ですらどうにでもできる。
そういったところで妄想という行為は何よりも尊い行為なのではと考えてこちらの作品を作りました。

Aメロの件、読み取っていただけて嬉しい限りですw

Bメロについてですが、細部まで読んでいただけてありがとうございます。
「限り」はそのまま「かぎり」と読んでいただきたいのですが、
「果」という漢字はこの1字だけで「はたて」と読むことができます。
本来「果」の後ろに「て」をつけるべきなのですが、「て」をつけてしまいますと「はて」と読まれてしまうかなと思いまして、
それならばひっかかりを覚えていただく形で書いたほうが気付いていただけたりするかなと思って「果」の1字だけにしてみましたw
あまり使われることのない読みではありますが、調べれば出てくるものですので
ぜひこの機会に、そんな読み方もあるんだ、なんて覚えていただけたら幸いです。
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